見学・契約の際の注意点
見学は2人以上で行く
安全面も含めて、見学にはなるべく2人以上で行きましょう。自分では気付かなかった点でも、他の人から見て気になる部分が見つかるかもしれません。
ガス/光熱費や水道代
家賃の中に、光熱費や水道代といった共同で使用する部分の費用が含まれているのかどうかを確認しましょう。もし含まれていないのであれば、何人で・どのように割り振るのか・平均毎月いくらかかるのかを確認しましょう。
家賃(デポジット)支払い期日と方法
基本的には、デポジット(入居月分家賃+退去月分家賃)を支払った時点で部屋の確保をしてくれるケースが多いです。このデポジットはシェアハウス探しの中でも特に注意しなければならない部分で、留学生を狙った詐欺も発生しております。今日支払いを済ませないと明日には他の人に部屋を貸す!!というような言い方をしてくる大家も少なくありませんが、脅迫のように支払いを迫られる際には十分にご注意ください。中には、$100の頭金で部屋を確保してくれて、残りは入居日当日に支払うというパターンもあります。
洗濯ものの回数
週1回などと制限されている家と無制限の家があります。
共同スペースや備品について
多くのシェアハウスは、お皿やフライパンなど共同スペースのものは自由に使用しても良いとなっておりますが、中には私物を使用して生活する所もあります。もし説明がないのであれば自ら聞いて確認しましょう。
訪問者について
友達を呼んでも大丈夫な家なのか、他人の出入りを禁止しているのか確認しましょう。
実際の被害例
-
インターネットで簡単にお部屋探しは可能で大変便利な日本語情報サイトもありますが、留学生を狙った詐欺が発生している報告が寄せられています。もちろん中には親切な方もいらっしゃいますが、お部屋探しは十分注意して行ってください。下記には実際に被害に遭った例を挙げておりますので、参考にしてください。
デポジットを支払った後に連絡が取れなくなったケース
デポジットを払った時に領収書をもらいませんでした。カナダは契約書のようなものがない家も多いと聞いていたので、あまり心配していませんでしたが、当日家に行っても誰もおらず連絡が取れなくなり、詐欺にあいました。
大家さんによっては、デポジット分の領収書を発行したり契約書を渡してくれるところもありますが、口約束で全て済まそうとする人も少なくありません。確実に領収書をもらって支払った証拠を残しましょう。可能であれば既に入居している人に挨拶を兼ねてお話しを聞くというのも対策の1つです。
見学をする前にデポジットを支払ってしまい連絡が取れなくなったケース
好立地・家賃含めて好条件・お部屋の雰囲気の写真も魅力的で、掲載を見ただけで気に入ってしまい、他の人に取られる前に自分が入居したいと思いました。デポジットを払ってくれるならすぐにでも部屋は確保すると言われて、少し迷いましたが他の人も既に見学に来ていて早い者勝ちだと言われ、見学の前に入金をしました。その後連絡を取っていた人にメールをしても全く返信がなく、詐欺だったのだと思い警察にも行きましたが、取り扱ってもらえませんでした。
見学をする前にデポジットを支払う事は避けましょう。厳しいようですが、このようなケースは証拠が少ない・特定する事が困難だという事で詳しい捜査をしてくれません。少しでも怪しいと思ったら、支払いは避けるべきでしょう。