CanPacific College 日英バイリンガルディプロマプログラム体験レポート
学校情報
2019.05.03
先日CanPacific Collegeに体験授業を受けに行ってきましたので、授業の様子をご紹介したいと思います。CanPacific Collegeはスパダイナストリートとクイーンストリートウエストの交差点近くにあり、建物内の5階の一室で開校されている小規模の語学学校です。今回私が受講させていただいたクラスは英日の通訳・翻訳のスキルを勉強できる日英バイリンガルディプロマプログラムで、CanPacific Collegeでも特に人気のあるクラスです。CanPacific Collegeは他の学校と比べても珍しく、この日英バイリンガルプログラムから始まった学校で、こちらのプログラムには12年の歴史があります。
4週間(Certificate Program)または8週間(Diploma Program)のプログラムがあり、4週間のプログラムの場合は1~4週目もしくは5~8週目のどちらかからのスタートになります。毎週様々なトピックに関して、日本語と英語の通訳と翻訳のスキルアップを目指したトレーニング(英日通訳翻訳・リスニング・英語要約・シャドーイング・発音矯正など)を元に、午前中はバイリンガル講師による日本語と英語での授業、午後はネイティブ講師による英語での授業で、一日を通して日英両方でアプローチで学習が進められます。4週ごとに筆記とスピーキングのテストがあり、それぞれの週でストリートインタビューやプレゼンテーションなどの課題や、また6週目にはTOEICの公式テストを受ける機会もあります。クラスの最大人数は8名と少数で、発言の機会も多く、講師からのフィードバックも受けやすい環境となっています。
4週間(Certificate Program)または8週間(Diploma Program)のプログラムがあり、4週間のプログラムの場合は1~4週目もしくは5~8週目のどちらかからのスタートになります。毎週様々なトピックに関して、日本語と英語の通訳と翻訳のスキルアップを目指したトレーニング(英日通訳翻訳・リスニング・英語要約・シャドーイング・発音矯正など)を元に、午前中はバイリンガル講師による日本語と英語での授業、午後はネイティブ講師による英語での授業で、一日を通して日英両方でアプローチで学習が進められます。4週ごとに筆記とスピーキングのテストがあり、それぞれの週でストリートインタビューやプレゼンテーションなどの課題や、また6週目にはTOEICの公式テストを受ける機会もあります。クラスの最大人数は8名と少数で、発言の機会も多く、講師からのフィードバックも受けやすい環境となっています。
通訳の練習から授業が始まります
今回私が参加させていただいたのは2週目の午前中のクラスで、トピックは『カナダや日本での社会問題・比較文化』でした。まず生徒さんの一人が用意した課題文を使用して、通訳の練習から授業が始まります。今回の課題文は『Coffee ‘not essential for life’』で、6つのパラグラフからなるコーヒーの需要や消費量についての文章でした。最初に単語リストが配られるので目を通し、馴染みのない単語などを確認します。その後に生徒さんが1パラグラフずつ英文を読み上げ、残りの生徒さんたちが各自日本語に訳し発表します。それぞれの日本語訳を確認し合いながら全文の訳を進め、最後に文章全体の英文、代表の生徒さんの日本語訳、先生の添削が配られます。逐次通訳のトレーニングのような形で、英語を瞬時に日本語に訳していく通訳のスキルが鍛えられます。英文を聞いて頭の中でなんとなく日本語に訳して理解することはできても、実際に分かりやすい文章にして発表するというのは難しく、日本語の運用能力も問われます。英文のリスニングをし、英語で要約
次に『Buy a house』というトピックの英文のリスニングをし、英語で要約をしていきます。キーワードを逃さず聞き取り、文章のポイントとなる部分を理解し、英語を英語で要約するスキルが必要になります。英文自体はそれほど難易度の高いものではありませんが、一度で聞き取り文章の要約を説明するというのは簡単な作業ではありません。合計で4~5回程リスニングをしながらその都度キーワードや要約を各自発表し、全文の理解・要約をした後に、全員でヘッドフォンを使ってシャドーイングを行います。流れてくる英文追って読み上げていく作業は単純なようで難しく、一つ一つの単語やフレーズをクリアに発音できるようになるには繰り返しトレーニングが必要です。最後にもう一つ別の課題文を使ってのシャドーイングの練習をし、当日と前日の課題文に出てきた単語の確認テストを口頭で行って、クラスは終了です。まとめ
午前中のクラスは休憩を挟んで1時間半ずつ、全体で3時間のクラスですが、即座に通訳をしたり要約をしたりする作業には継続的な集中力や慣れが必要で、とても内容の詰まった半日となりました。このプログラムでは、逐次通訳練習やクイックレスポンス練習、シャドーイングなどで通訳・翻訳の基礎力を身に付け、またそれらのトレーニングを通して総合的な英語の運用能力を上げる効果があります。そのため、プログラムの受講後に日本の翻訳検定試験であるほんやく検定などの他、TOEICなどその他の語学力試験のスコアアップにも十分な成果が得られます。トロントにたくさんある語学学校の中でも、CanPacific College独自のカリキュラムによる通訳・翻訳スキルに特化した日英バイリンガルディプロマプログラムは珍しく、ハイシーズンは特に定員が満員になるほど人気があります。通訳・翻訳などに興味がある人、またESLクラスやビジネス英語クラスなどとはまた違ったアプローチで英語を学習してみたい、という人はぜひこちらのプログラムを検討してみてください。