バンクーバーとトロントの違い 気候と交通機関編
生活情報
2019.05.27
皆さんこんにちは!トロント留学センターです!
カナダには世界的に有名な都市が複数存在しますが、その中でも今回は留学生やワーキングホリデーの方が多く行かれる都市であるバンクーバーとトロントについて、筆者の経験を交えて生活面を中心にご紹介したいと思います!
日本と比べると全体を通して涼しい気温のカナダですが、西海岸のバンクーバーと東海岸のトロントでは距離的には日本の東西より何倍の距離があり同じ国でもやはり違いは大きいです。それぞれの特徴的な気候と公共交通機関など生活についてを簡単に見ていきたいと思います。
バンクーバー
気候
年間を通して気温は日本と比べて平均的に低く、夏も25℃を超えるのはめずらしいほど涼しくほとんどの時期に町の人たちは長袖を着用しています。それでは、シーズンごとの気候の特徴や過ごし方を紹介していきます。
5月-10月までのシーズンは、乾季と呼ばれ春から夏の終わりまで一番過ごしやすく観光にも適した時期になります。青空のきれいなカラッとした日が続き、汗もかかないぐらいの気温なので外を歩くのも気持ちいいです。夏の終わりが早く、9月終わりにはすこし気温が肌寒くなり、冬の始まりが感じられるようになってきます。
現地の人たちも長袖やパーカーなどを着ておりすごしやすい夏は冬の時期と比べて町も賑わいを見せ、ハイキングやお祭りのようにアウトドアでのイベントもたくさんあり、外に出てバンクーバーを楽しむにはもってこいのシーズンになります!
10月-4月までのシーズンは雨季となり現地の人達がレインクーバーと例えるように、雨が毎日のように降りどんよりとした曇った日が続きます。この時期は傘が必需品になり、靴も水の入りにくい靴や防水スプレーが活躍します。靴カバーや長靴を履いている人も珍しくなく、雨はバンクーバーの特徴的な気候といえるでしょう。
雨季の時期は同時に長い冬の時期でもあります。バンクーバーの冬の気温は-1,2℃と実は日本の寒い時期とあまり大差はありません。雪も降りますが数センチ積もり、足跡が残る程度なので寒すぎるということはないと思います。この時期は町の人も減り暖かい飲み物などをもって速足で歩く人々が多いのが一つの風物詩みたいなものになります!
公共交通機関
公共交通機関は、Translink社が運営する電車とバス及びフェリーがあり、これらすべてはCOMPASSカードと呼ばれる電子カードを使用することで利用できます。
スカイトレインの愛称で呼ばれている電車は、2-4車両の小型の無人モノレールで一部ダウンタウン周辺では地下も走っています。3本の路線から成り立っており、バンクーバー周辺のリッチモンドやバーナビーなどの地域をカバーしています。数分おきごとに運行されており時刻表なしで手軽に利用できます!
3区間で仕切られているこれら公共交通機関は、区間をまたぐ為に追加運賃が必要ですが、平日の夕方以降と週末は追加料金なしで乗り放題になります!
バスは数がかなり多く、蜘蛛の巣のようにバス停が町のいたるところにあるほか、夜間も比較的多くバスが走っており近、中距離の移動に便利です。
電車でアクセスが難しい場所にはバスで行けることが多く、バンクーバーの規模があまり大きくないこともありこの2つを上手く組み合わせて利用することで車なしでもバンクーバー内は楽に移動できます!
シーバスの愛称で知られているフェリーは、ダウンタウンの北に位置する町ノースバンクーバーとの移動に使われ、15分おきの運航と、電車やバスと同様にお手軽に利用することができます。ノースバンクーバーに住んでいるけど、ダウンタウンの学校や職場へ通う方々が多く利用され、移動中は二つの町の景色を一望することもできます!
トロント
気候
バンクーバーと比べて気温差が大きく日本のように四季がはっきりとみられるのが特徴のトロントは、五大湖の一つであるオンタリオ湖の影響をふんだんに受けておりバンクーバーとはまた違った気候になっています。
トロントの6月から9月にかけての夏は暖かく、湿度も高いため日本ほどの猛暑日までは珍しいですが30℃前後の真夏日があり、日焼け止めやサングラス、服は半袖で過ごすのが通常です。この時期はオンタリオ湖に面するビーチや屋外でのスポーツなど夏ならではのアクティビティーが楽しめるように、観光で来られる方も多いです!
-
10月からは冬支度がバンクーバー同様に始まり、12月-2月まで続く冬はバンクーバーと比べて厳しいものになります。気温は-10℃前後まで下がり風が強い日が多く、雪も膝ほどまで20cmぐらい積もる日も多くなります。冷え込みが厳しくコートも暖かいものが必須となる気候で、雪かきが行われるように雪は多く積もり、積もった雪は気温が低いこともあり4月終わりごろまではが町のいたるところに残っています。
公共交通機関
公共交通機関はバンクーバーと比べると似ているところが多いですが、規模が大きいことが特徴になります。Toronto Transit Commition、通称TTCが運営する電車、バス、路面電車は、電子カードのPRESTOカードを使用することでアクセスできます。
地下鉄が主になっている電車は、車両数6両編成以上、4本の路線からたくさんの人を運べるようにデザインされており、4本の路線からトロントを東西南北広い範囲でカバーしており、周辺の地域のヨークやブランプトンへのアクセスが可能になっています。
バスは形や数がバンクーバーと似ており電車でのアクセスが難しい場所に便利です。こちらも相当な数が走っており、アプリなどで行き先を調べて使用されるのをおすすめします!
ストリートカーの愛称で親しまれる路面電車もバスと似ており、こちらはダウンタウン付近を東西か南北にまっすぐ通りを運行する事が主となり、碁盤の目の町での特徴を生かした分かりやすい交通機関になっています。
まとめ
今回はカナダの玄関口である都市バンクーバーと経済の中心であり一番の大都市であるトロントについて気候の違いや公共交通機関についてみてきましたが、それぞれ同じ国の都市な分似通っているところは多いですがそれぞれに特徴があり良さもまた違っています。カナダに来られる際はぜひこれら2つの都市以外にもそれぞれが特徴を持ち、違いがあるので、いろいろな都市を訪問しそれぞれのカナダを体験してみてはいかがでしょうか?