【どこがいい?】カナダの携帯通信会社【どこも一緒?】
生活情報
2018.11.04
こんにちは、トロント留学センターです!
カナダに長期滞在されている皆さんは、どの携帯会社と契約されていますか?筆者はハリファックス滞在中はKoodo、トロントに引っ越した際にFidoへ変更した経験があります。
これから契約される方、日本で渡航準備をしながらこのブログを見て下さっている方は色々な情報サイト様を見たり調べていると思います。でも、カナダの携帯通信会社ってたくさんありますよね……。
ざっと今筆者が確認しただけでも大手3社のBell,Rogers,Telusと……
Rogersの系列としてFido, Chatr Mobile, Cityfone
Telusの系列としてKoodo Mobile, Public Mobile
Bellの系列としてVirgin Mobile, Lucky Mobile
そしてFreedom Mobile。
えっ、11社もあるの?そう思われましたね?大丈夫です、筆者も思いました。
現在の電話の基礎はここ、カナダで発明されました。ということはさぞ電話に関するシステムやプランなどが洗練されているんだろうなぁ……!と思いきや、カナダの携帯電話のプランは日本に比べて割高です。ちょっとびっくりするくらい。
ということで今日は
- 携帯会社ってなんでこんなにあるの?
- なんで値段が大きく違ったりするの?
についてお話していこうと思います!
格安SIM(MVNO)
昨今、日本にはたくさんの携帯通信会社が存在しますが中でも有名な携帯通信会社は”某A社、某S社、某D社”ですね。大手3社と呼ばれている各社が独自の電波塔を作り、日本の携帯電話インフラを支えています。
さて、みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。格安SIM(MVNO)という言葉。大手三社に比べて安価に携帯電話を使用することができるこの格安SIM社。よく日本でもテレビCMが行われているのでご存知の方も多いかと思います。何故この格安SIM社が安く皆さんに携帯電話の使用を提供できるかというと”独自の電波を用いず、提携している大手3社の電波を間借りして使用”している為、インフラ設備の維持費等がかからないのでその分安く提供できているというものなんです。
そしてカナダにも同様に多数の格安SIM社が存在しています。厳密にいうと日本とカナダでは異なる所も多いのですが、今は置いておきます。主要な3つの会社、Bell、Telus、Rogersであり、大手3社とここでは呼称したいと思います。そして上記にあります「系列」の文字。これは日本と同じく、提携している大手3社のどれかの電波を使用している格安SIM社のような存在という意味です。ということはやはり、格安SIM社の方が設定プラン価格が安くなっているんですね。
詳しく書きますと、本来は格安SIM社として始まった会社たちではありません。かつては大手3社と同じように携帯業務を行っていたのですが
買収や提携などにより、現在の関係性に落ち着きました。カナダはとても広いからでしょうか、昔は多くの携帯通信会社があったんですね。単純に計算しても日本の27倍の広さを持つカナダ、さすがです。現在では主に大手3社の各グループがカナダでは主流となっているようです。また、最近ではFreedom Mobileという独自の通信網を持った都市部に強い格安の通信会社が台頭してきました。
プランについて
各社によってプランの内容や金額が大きく変わってきます。電話プラン+使用可能なデータ通信量=プラン料金という方程式が基本的な形です。
まずは電話プランについてです。数年前の日本には同じ携帯会社同士なら通話料無料、とか1時-21時の間は通話料無料、といったサービスがあったのを覚えている方もいるのではないでしょうか?
カナダの場合は少し違います。大まかに分けると
- カナダ全土無制限で通話が無料
- 市外に電話をかける場合、有料
- プリペイド式
この三点が基本的なプランになると思います。最近では全土で無制限通話が主流になりつつあるようですが、一部の携帯会社のプランには市内のみ無料、ということもありますので確認が必要です。また、通話料は電話をかけた人とかかってきた人の双方にかかります。ですのでよく電話する相手がいる方は、相手のプランを聞いておいたりするといいかもしれません。
次にデータ通信料についてです。日本では格安SIM社の登場によってかなりの値段の下落が起こったと思います。筆者も日本を出る前は格安SIM社の「通信のみ3GB」というプランを1000円で使用していました。しかし、カナダでは基本的にデータ通信量のみというプランはほぼありません。日本のデータ通信量プランは3GBか7GBのものが多いですが、カナダでは1GB、2GB、4GB、5GB、7GB等とても細かく設定されています。このギガバイト数によって値段が少しずつ増えていきます。
えっ、1GBとかでやっていけるの?と思う方もいるかもしれませんが、カナダではフリーのWi-fiサービスが大きく普及しているので、正直そこまで困りません。しかし、バスや電車の中で常にニュースを見ていたり、うっかりWi-fiに接続するのを忘れてYoutubeを観たりすると、あっという間に使用量を越えてしまうので気をつけましょうね!(筆者体験談)
カナダの電話番号は「市外局番+電話番号」
ここで一つ、筆者の電話に関する体験談を……。最初にハリファックスからトロントへ引っ越した際、携帯会社を変更したと書きました。Fidoで新しく契約していた際、ハリファックスの時で使っていたKoodoの電話番号を新しいものにしますね、と言われました。
皆さんならわかっていただけると思います。電話番号が変わるのめんどくさいなー、また友人に教えるのめんどくさいなーとか、そういうやつです。なので筆者は電話番号はそのままにしてください、と番号を引き継ぐ形でFidoと契約しました。
しかしこの携帯電話の電話番号。実は最初の3桁でどこの市から電話がかかってきているのか判別しているんです。日本でいう所の「市外局番」というやつですね、それがカナダの携帯電話番号にも適用されているんです。トロントの携帯電話の最初は416や647となっています。そして筆者の携帯電話番号の出だしは902。これはノバスコシア州(ハリファックスがある州です)の番号です。
そう。筆者は現在トロントにいますが、トロントの友人や仕事先に電話すると携帯電話にはノバスコシアから着信と出てしまうんです。
ということは……!
トロントからトロントに電話をかけているのに「市外」扱いとなるんです。幸い、筆者のプランはカナダ全土で通話料無料なのですが通話相手のプラン次第では有料になってしまうんです!これはもはやテロです。
皆さんも携帯会社の変更の際はお気を付けください……。筆者は今でもノバスコシアです。
都市間を引っ越しする際は、自身の携帯会社に依頼するか、会社によってはオンラインで番携帯番号の変更を受け付けていますのでご自身で確認する事をお勧めします。
通信会社によるメールアドレスはありません
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日本では某A社、某D社、某S社の社名がついたメールアドレスがありますが、基本的に電話番号にメッセージを送るテキストと呼ばれるSMSが主流です。また、Gmailといったフリーのメールアドレスを利用していることが多いように思います。
ではワーホリの方や学生の方はどの携帯会社を使うべき?
もちろん、安いことに越したことはないという方もいらっしゃると思いますが、上記の通り、各社には長所短所があります。また、各社で多種多様のサービスを提供しており、ほぼ毎月のように何かしらのプロモーションを行っている為一概にはここがオススメ!ということは言いづらいのが現状です。あくまで筆者の考えですが書かせて頂きますと、
自分の移動範囲(都市間移動や旅行をどれくらいするか等)を見ると良いのではないかなと思います。
大手3社は基本的に電波の安定性が高く、電波のカバー範囲が格段に広くなっているのが特徴かなと思います。この大手3社であれば基本的にカナダ全土である程度の使用は可能なのですが、格安SIM社の場合ではカバーの範囲外、または電波が入っても使用に耐えらえる回線速度が出ない、といった問題が起こるようです。その為、自分はどこに滞在するか、この先都市間移動はするかどうか、を考えていくと良いかもしれません。
また、日本語で対応してくれるPhoneBoxも良いかと思います。日本語でしっかりとプランと値段について確認したうえで契約することができるのは安心度が違うのではないでしょうか?
Wi-fiに接続すればどのスマートフォンでもインターネットにつなぐことが出来ます。学校や図書館はもちろんのこと、TTCと呼ばれるトロント市の地下鉄駅構内でもWi-fiはあります。他にも飲食店やTim-Horton、Starbucksといったカフェでも基本的にWi-fiは使用可能な状態となっています。一部の店舗では使用時にメールアドレスを入れるなどのひと手間が必要だったり、Wi-fiにパスワードがかかっていることがあります。そういう時は、壁に張り紙がしてあったりしますので店内を見渡してみましょう。もしそういったものが見つからない場合はお店のスタッフさんに聞いてみると教えてくれるので大丈夫です。
もし持参したスマートフォンがカナダの通信会社に適合していなかったとしても、さほど不便なくインターネットを使用することができるので安心してくださいね!
それでは今日はこの辺で。また次回お会いしましょう!