IT留学でHumberカレッジへ！カナダでインフラ・エンジニアを目指す！

名前	江戸川さん
学校	Humber College
期間	2023年1月～2年間
ビザ	学生ビザ

なぜHumber College？: 　カナダには政府指定の教育機関を卒業すると、PGWPと呼ばれる就労ビザ（最長3年間）を取得できる制度があります。学校選定の段階でカナダでの就職及び永住権の取得を視野に入れていたため、3年間のPGWPの取得要件を満たす公立カレッジのDiplomaプログラムに絞っていました。その中で、IT系のプログラムに定評のあるHumber Collegeを選択しました。カレッジは今後のキャリアに影響し得るため慎重に選びましょう。
専攻プログラムと授業内容: 　Computer Systems Technician – Information Technology Infrastructure and Servicesという2年間のプログラムです。内容はネットワークやサイバーセキュリティ、サーバーなどITシステムのインフラ領域を扱っています。ITシステムは主にソフトウェア・エンジニアが扱うアプリケーション領域と、インフラ・エンジニアが扱うインフラ領域に分かれていますが、このプログラムは後者のインフラ・エンジニアを目指す学生向けになります。類似のプログラムは無数にありますが、キャリアプランが決まっているとプログラム選択で失敗することはないと思います。
授業・テスト・課題の量と難易度: 　IT留学は未経験者にとって難易度が高いと思われているかもしれませんが、技術的なプログラム故にリーディングやレポートなどの課題は多くないため、文系プログラムに比べると負担は少ない印象です。また、授業では基礎も扱う上に教授は質問にも応じてくださるので未経験の方でも問題はありません。しかし、難易度の高い実技テストが多く、教科によってはテスト範囲が広範囲で膨大な勉強量が求められる上に、英語で勉強しなければならない負担を考慮するとなかなか楽とは言い切れません。課題の量やテストの難易度は教授によって大きく異なりますので、事前の情報収集を怠らないことが大切です。
スケジュール: 　1年に2セメスター（1セメスター4ヶ月）通学するのが一般的です。したがって、残りの4ヶ月は丸々休暇になります。1セメスターで7科目（21単位）受講し、小テストと2ヶ月ごとの中間・期末テストがあります。履修登録の仕方にもよりますが朝は早くて8時開始、夜は遅くて10時終了、週4～5日の通学が主な日程です。私は1日に2～3コマ（1コマの授業時間は約2～3時間）、週5日ダウンタウンから片道1時間かけて通学しており平日にインターンシップ、休日にバイトを並行しています。睡眠時間もあまり確保できておらず、上手くいかない事も多いですが、目標に向けて可能な限り多くの経験を積むように心掛けています。
入学方法: 　私は高校卒業後すぐにトロントへ渡航し約8ヶ月間かけて準備をしました。カレッジ出願に際して英語力の証明書のみ不足していたため、語学学校の大学進学コース（Pathway）に4ヶ月間通いました。カレッジ出願後はワーキングホリデービザに切り替えて4ヶ月間働きながら合否通知を待ち、入学準備を進めました。私は準備を開始した時期が遅く入学が4ヶ月遅れたため、留学は思い立ったら早く行動に移した方が賢明です。
費用: 　留学生は国内生に比べて授業料が約2～3倍かかる上に、日本に比べて物価が高いため費用が嵩みます。私は授業料が1年間で約200万円、家賃と食費が1ヶ月間で約15～20万円です。しかし、物価が高い分、労働賃金も高いため週2～3のバイトでも1ヶ月間に約10万円稼げます。また、永住権を取得すると国内生と同じ値段で大学に通うことができるため、私のようにカレッジで2年間就学→PGWPで3年間就労→永住権取得→4年制大学に入学・編入を目指す人が周りにはたくさんいます。多額の費用は避けようにも避けられないため、あらゆる選択肢を検討してみるべきでしょう。
一言: 　留学において最も重要なことは主体性であり、教授や友達に対して自分から積極的に接することが大切です。私はもともと内向的な性格でしたが、長期留学を通して外向的になったと感じています。また、留学では今までにない多くの困難に直面すると思いますが、自分の想いを曲げずに突き通すことで、乗り越えられると信じています。

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